朝の6時近い時刻に東京駅、新幹線のホームに上がりました。午前五時半には東京駅についていましたが、しばらく下で時間をつぶしていました。右の写真のように、まだ北海道行の新幹線ハヤブサの出発時刻は午前6時32分です。まだ30分近く時間があるので、しばらく、お上りさんのようにあちこち見学して写真を撮りたいと思います。(気温23.7℃)
おお、なんと、新幹線の様々な種類が勢ぞろいです。なんかにわか撮り鉄(写真を撮る鉄道ファン)になったつもりで写真を撮りました。
午前6時26分、予約した新函館北斗行き「ハヤブサ」がホームに入線しました。気持ちがどんどん上がってきてよい気分と少し不安な気持ちが複雑に入り混じっています。(気温23.7℃)
これから、北海道までは新幹線とはいえ、長時間乗車です。旅を楽しむためには、その旅をする居住空間の快適性によってずいぶん変わります。座ってみますとなかなかの座り心地、またそのスペースは太った私にもまま、良いサイズ感でした。
北海道「新函館北斗駅」に到着したのは、午前11時前でした。東京と比べやはり北海道は少し涼しさを感じます。(気温21.7℃)
今回は、北海道一周の足としてレンタカーを借りる予定を入れておりました。北海道の新幹線の駅、「新函館北斗駅」に一番近く、安価なニコニコレンタカー「函館七飯店」でトヨタフィットを借りました。この車は車中泊するには十分なスペースと使い勝手でした。北斗駅までニコニコレンタカーの店員が来るまで迎えに来てくださり、すごく便利でした。
旅の課題と言いうと何か堅苦しいのですが、元々この旅は車中泊のお試し体験旅行でした。しかし、新幹線の駅、新函館北斗駅に迎えに来てくれた店員のお姉さんとの会話で話された一言、「北海道って自然が無駄にあるんですよ」が、私に旅の新たな課題を与えてくれました。果たして北海道の自然は本当に無駄にあるのかどうか。本州から来た私が北海道一周の旅の間に、何か答えをいただけるのかどうか。そのような北海道の自然と向き合う理由を与えてくれました。
最後までこのページをご覧いただければ私の結論は分かるのですが、わずらわしいと思われる方もおられるかと思いますので、簡単に私が得た思いを記します。結論は「北海道の自然は貴重で美しく豊かさを持ち、それがもったいないほどにあふれている」というものでした。私は以前、温泉のすばらしさを「源泉かけ流し」というところを「源泉垂れ流し」と言い、みんなに注意され笑われました。同じ状態であっても、見る角度や選ばれる表現と文言によって、褒められたり、けなされたりするとの同じではないかと思います。確かに、旅行客には雪も植物も虫も価値のあるものかもしれませんが、住む人々にはそれらのものが生活やいのちに悪い影響を与えているのでしょう。そうなると、同じものであっても、見方が正反対でもしょうがないのかもしれません。ただ、もったいないのは、観光を勧め、観光客を招くのであれば、観光客の目線でも物事を見る心の余裕があれば、北海道の自然は北海道の住民の皆様にとって「金のなる木」「宝の山」にもなるかもしれません。
ただし、今回私も車中泊で寒さのために死ぬ思いをしました。住んでみないと住民の皆様の真の思いを知ることは難しいのかもしれません。今回の私の意見も何も真実が見えていない、生意気な意見の一つなのかもしれません。不愉快な思いをされましたらお詫びいたします。ただ、北海道の自然を愛する一人の旅人としての思いなのです。
長万部付近の国道(37・230号線)を走っています。時刻は午後2時過ぎです。少しおなかがすいてきましたが、夕食は札幌にある「札幌ビール園」でジンギスカンの食べ放題を予定しているので、我慢、我慢です。札幌到着時間が読めないので、予約は取っておりません。しかし、平日なので、当日受付でもなんとかなると思います。
食事後は、今晩の車中泊の場所「道の駅 しんしのつ」に向かいました。夜遅くなると北海道は本当に真っ暗です。しかも、通る車も札幌を離れれば、離れるほど少ないというよりはありません。道も街灯もなく、運転を誤れば畑にドボンです。少し緊張しましたがナビをオプションで装備していて良かったです。(気温20.5℃)
「道の駅 しんしのつ」は車中泊の仲間で満杯でした。建物も立派ですし、良い道の駅でした。また、選んだ理由である温泉「タップの湯」があり旅の体も心も疲れがとれて最高です。私が入浴したのは夜で残念でしたが、日が出ている時間帯だと「しのつ湖」の湖面も見えて良い時間が過ごせそうでした。気温は東京と比べて少し涼しいという感じでした。温泉で温められた体にはちょうど良いものでした。(気温 8/14 24時 20.5℃ 8/15 午前5時 17.7℃)
今回は、初めての「車中泊」です。東京の図書館で良く調べてきましたが、旅の期待と不安で一杯です。車中泊では車のエンジンを切らなければならないルールです。しかし、冷暖房の心配は必須です。特に、北海道の寒さは殺人的です。この後、北海道の殺人的寒さの洗礼を受けました。ほんと、寝ていて死ぬような寒さで目が覚めた出来事にこの後遭遇します。そのとき、寝袋を持っていて良かったと心から思いました。